富山県立南砺平高等学校

　富山県南砺市の自然豊かな五箇山地域にあります。地域の相倉と菅沼の２つの集落には、合掌造り家屋をはじめ伝統的な建物が数多く残り、岐阜県白川郷とともに「白川郷・五箇山の合掌造り集落」として、世界文化遺産に登録されました。 　南砺平高校の校訓「創造　自律　誠実」をもとに、次の教育活動に積極的に取り組んでいます。 ○少人数教育 ○五箇山地域と連携、協働した教育活動 ○一人ひとりが主役になれる特別活動 ○全国で活躍する部活動、特色のある部活動

○少人数授業 　文系・理系で授業が分かれるだけでなく、多くの選択科目で少人数授業を展開しています。教員が生徒一人ひとりの理解度を把握し、生徒たちの力に合わせて授業を進めていきます。 ○きめ細かい個別指導 　特に３年次の進路指導に関しては、教科指導から面接指導にいたるまで、一人一人を徹底的にサポートします。また、学習面だけでなく、部活動、人間関係などについても、気軽に相談しやすい環境が整っています。 ○特別活動における個人の活躍　～一人ひとりが主役に～ 　学校行事や委員会活動、清掃、部活動等あらゆる面において、生徒一人一人が重要な役割を担い、自分の役割をやり遂げることを通して、成長することができます。学年に関係なく、全校の生徒と交流する機会が多いのも特徴です。一人に与えられる責任は大きいですが、困ったときには仲間が助けてくれます。

○五箇山探究 　総合的な探究の時間として「五箇山探究」を３年間継続して学びます。五箇山の伝統文化や自然を教材として、各学年がそれぞれのテーマで調査・研究を探究的に進め、郷土を愛する心、自ら学ぶ態度を育みます。 　令和６年度各学年の研究テーマ 　　１年「五箇山の魅力発信に重点をおいた五箇山研究」 　　２年「世界遺産研究」 　　３年「卒業後も帰ってきたい、大切にしたいと思える五箇山 　　　　　地域」にしていくためには？ 　予定される活動例　 　　合掌造り集落訪問や取材　萱刈りや伝統産業体験　 　　郷土芸能体験　五箇山でのイベント企画　 　　五箇山の観光や空き家活用の研究　五箇山探究発表会　など

　南砺平高等学校では、スキー部（クロスカントリー）、郷土芸能部が全国の舞台で活躍しています。 　スキー部（クロスカントリー）は、富山県高校総体で３年連続男女総合優勝やインターハイや国民スポーツ大会（国体）で毎年入賞するなどしています。郷土芸能部は全国高等学校総合文化祭にてこれまで最優秀賞を３回、優秀賞を７回、優良賞を８回受賞しています。 　他にも、スキー部(アルペン)、ＧＧＳ(五箇山ガイド研究会)、男子バレーボール部、学芸部(写真・美術・書道・茶道)が活動しています。